送別会での贈る言葉について
送別会の流れについて
一般的な送別会の流れは、以下のようになります。
1.幹事が顔ぶれと会の流れを簡潔に説明
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2.上司や役職者(主賓)からの退職者への挨拶
↓
3.退職者からの挨拶
↓
4.乾杯の挨拶
↓
5.酒宴 へと続きます。
酒宴の合間には、
6.出席者が短い送別の挨拶を述べる
↓
7.最後はプレゼント(記念品)と花束の贈呈 で終了します。
記念品は退職者の趣味に合うものがよいでしょう。
主役への挨拶の文例について
☆主役への挨拶の文例
ポイント:指導へのお礼が中心になるが、それが自分の人生に役立っていることを素直に表現したい。
山脇次長、長い間本当にありがとうございました。
次長は、私達にとっては父親のような存在で、怖くもあればやさしくもあり、いよいよのときには相談もできる頼もしい存在でした。まもなくその次長の姿が職場で見られなくなると思うと、心にぽっかり穴のあいたような寂しさを覚えます。
最近、私は、次長が俳句を作ることを趣味とし、ある俳句雑誌の同人として二十年以上も活躍されていることを知りました。仕事は仕事、趣味は趣味、と峻別してやってこられた生き方に、ただただ敬服するばかりです。これからは、俳句雑誌の編集を手伝われるとお聞きしました。ますます意気軒昂で見習いたい気持ちでいっぱいです。
どうぞこれからもお元気で、ご活躍ください。
☆主役への挨拶の文例
ポイント:目上の人には「ご苦労さま」は失礼。「お疲れさま」などの言葉の方が無難です。
吉田部長、お疲れさまでした。長い間ご指導をいただきありがとうございました。至らない部下で申し訳なく思っております。私としては、いつか恩返しをと思っているうちにこの日が来てしまい、言葉もありません。
私は入社以来、ずっと吉田部長のもとで、経理の指導を受けてまいりました。あるとき、部長はこうおっしゃいました。
「ただ数字を計算しているだけが経理の仕事じゃないよ。数字の持つ意味や裏側がわかるようになると、なかなか面白い仕事だよ」と。
このごろその意味が少し分かってきたような気がします。これからは、部長に教えられたことをよく守り、立派な経理マンになることをお誓いいたします。
最後に吉田部長が第二の人生を健やかに過ごされますよう、心からお祈りいたします。
主役への一言メッセージの文例について
・定年を迎えられましたことを心よりお祝い申しあげます。なんでも相談できた●●さんと一緒に仕事が出来なくなり寂しいですが、教えていただいたことをお手本に皆で頑張っていきます。いつまでも活力あふれる素敵な先輩でいてください。お疲れさまでした。
・無事にご定年を迎えられたことを心よりお祝い申しあげます。長年にわたりご努力ご活躍いただき、お客様そして当社のためご尽力賜り誠にありがとうございました。今後の末ながいご健勝とご活躍をお祈りいたします。
・ご定年おめでとうございます。長年にわたりご指導頂き、ありがとうございました。今後のご健康とご活躍をお祈りいたします。
・長年お仕事を無事勤めあげられましたことをお祝い申しあげます。ご在任中はひとかたならぬご厚情とご指導を賜り、深く感謝いたしております。末ながいご多幸をお祈りいたします。
・●●さん、長い間お疲れさまでした。たくさん教えていただき、 たくさん助けていただきました。本当にありがとうございました。これからも私達のお手本として、明るく活き活きとお過ごしください。
・長年お仕事を無事勤めあげられましたことをお祝い申しあげます。ご在任中はひとかたならぬご厚情とご指導を賜り、深く感謝いたしております。末ながいご多幸をお祈りいたします。
・●●さん、長い間お疲れさまでした。●●さんに教えていただいたことは、みんなで大切に引き継いでいきます。これからもお体を大切に、いつまでもお元気でいてください。本当にありがとうございました。
・ご退職おめでとうございます。最後まで完走したランナーみたいな満ち足りた笑顔が目に浮かびます。これからは人生を楽しんでください。たまには遊びに来てください。
・とうとうご退職ですね。その節は本当にお世話になりました。人生という糸が結びあった縁。そのありがたさを感じています。末永くお健やかにお過ごしください。
・ご退職おめでとうございます。長年のご苦労に敬意を表すると共に頂戴したご恩に心から感謝申しあげます。新しい旅立ちですね。これからは自由な日々を楽しんでください。
・叱られた私が、今、部下を叱っています。忘れられない言葉をたくさん、ありがとうございました。
「NTT D-MAIL」より
「短いスピーチ実例集」より