退職の送別会での挨拶である乾杯や感謝の言葉の文例を紹介

退職の送別会での挨拶について

定年退職の乾杯の言葉の例文について

☆定年退職の乾杯の言葉の例文

武藤さん、長い間本当にご苦労さまでした。

常務の中村です。

思い返してみますと武藤さんは、我が社が誕生し、成長し、そして、なんとか一人前になるまで、ずっといっしょに歩んでくださいました。我が社もごたぶんにもれず、オイルショック、バブル崩壊と経営の危機に直面してきましたが、そのたびにいろいろな面で力を発揮してくださった武藤さんに助けられてきたのです。

武藤さんが退職されようとしている今、武藤さんの今までの努力を無駄にしないよう、我が社をさらに発展、成長させていくことが、私どもの任務だとあらためて感じているしだいです。

今までご一緒に仕事ができたことは、私の誇りとなっています。本当にありがとうございました。くれぐれもお体を大事にし、実り豊かなときを過ごされますようにと願っております。

武藤さんの第二ラウンドの門出を祝い、乾杯したいと思います。

「お疲れ様でした。乾杯」

ありがとうございました。

☆定年退職の乾杯の言葉の例文

中野さん、営業一筋の三十八年間、本当にお疲れ様でした。

中野さんをさんざん手こずらせた罰なのでしょう。幹事の方から乾杯の発声を言いつけられましたので、私の気持ちを述べさせていただきます。

私たちは中野さんに、さまざまなことを教えていただきました。チャンスを見極める感覚の大切さや、仕事ができることに感謝する気持ち。みんな中野さんのお仕事される姿から、教わったのです。

私は、中野さんが私たちに背中で示してくれた男らしさを、同じように示すことができる先輩に、いつかなりたいと思っています。私のような、上司に恵まれた部下をたくさん作れるよう、がんばります。

それでは、僭越ながら乾杯の音頭をとらせていただきます。今後の中野さんに幸多からんことを願いまして、

「乾杯」

長い間ありがとうございました。

結婚退職の乾杯の言葉の例文について

堀井さんはこのたび、ご結婚を機に退職されることになりました。実は、結婚してもしばらくは勤務を続けてはどうかと、必死で引き止めたのですが、決心の固さに負けてあきらめました。今夜は、その報告とお別れの会です。

五年間、実にさまざまな仕事を頼みました。無理なお願いをしたことも何度もありましたが、堀井さんはいつも、いやな顔ひとつせず、てきぱきと片付けてくれました。おかげで、毎日気持ちよく仕事ができていたのです。明日からどうなってしまうのか、急に心配になってきました。後任探しもしているのですが、難航している状況です。このままだと、「戻って来てくれ」と懇願する日も遠くないかもしれません。

まあ、それは冗談として、時間があって気が向いたときにはいつでも遊びに来てください。みんなで待っていますので。

この退職は、本当はおめでたい出来事です。乾杯の発声は「おめでとう」でいきたいと思います。堀井さんの幸多き新生活を祈り、

「おめでとう」

堀井さん、どうぞお幸せに。

定年退職の感謝の言葉の例文について

ポイント:功績や人柄を示すエピソードは一つに絞って話す方が、印象が強くなります。

一言、お別れのあいさつを申し上げます。

目黒さん、三十余年におよぶお勤め、ご苦労様でした。私自身も来年は、同じ立場に立つ身なのに、まだやり残した仕事がたくさんあり、目黒さんのようにきれいに身を引くことができるかどうか、心もとなく思っております。

公私ともに、いろいろお世話になりました。とくに、創業三十周年の社史づくりでは、ひとかたならぬご面倒をおかけしました。営業本部でいちばんの古参社員にもかかわらず、私は部の歩みを系統だっては覚えてはいなくて、太田さんのご記憶をお借りしながら、なんとか編集することができました。その節はありがとうございました。

ご退任後は、お住まいのある川越市で郷土史の研究に没頭されるとか。健康に留意され、立派な成果をあげられますよう、お祈り申し上げます。

送られる側の感謝の言葉の例文について

ポイント:在社中の思いでは長くならないように。「皆様のお蔭で大過なく」と謙虚に感謝の言葉を入れます。

本日は、私のためにこのように盛大な送別会を開いていただき、まことにありがとうございます。

わざわざ社長においでいただいたうえ、身に余るごあいさつをちょうだいし、恐縮しています。また皆様からも、心温まる励ましの言葉をいただき、本当にありがとうございました。

振り返ってみると、入社して三十五年、あっという間の出来事であったように思われます。光陰矢の如しとは、よく言ったものですね。自分が果たして会社のためにどれほど役に立ったのか自信がありませんが、皆様のお蔭で大過なく定年を迎えられたことはありがたいかぎりです。

私もまだ六十歳です。体力的にもまだ大丈夫です。しばらくのんびりして、これから先の生き方を考えたいと思っています。皆さん、長い間お世話になり、ありがとうございました。

挨拶の順番のマナーについて

一般的な送別会の流れは、以下のようになります。

1.幹事が顔ぶれと会の流れを簡潔に説明

2.上司や役職者(主賓)からの退職者への挨拶

3.退職者からの挨拶

4.乾杯の挨拶

5.酒宴 へと続きます。

酒宴の合間には、

6.出席者が短い送別の挨拶を述べる

7.最後はプレゼント(記念品)と花束の贈呈 で終了します。

記念品は退職者の趣味に合うものがよいでしょう。

「冠婚葬祭実例大事典」より

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